星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

翌朝、隣の席の桐島翼が声をかけてくる。

「心春ちゃん、おめでとう!」

「え?」

私は桐島君が苦手。

「え、ソロ曲踊るんでしょう?
聖也から聞いたけど。」

「うん。」

「頑張ってね。」

やっぱり違う。
同じ“頑張れ”の一言でも聖也先輩の言葉とは全然違うんだ。

「あ、りがとう?」

私は曖昧な答えを置いて教室を出た。

桐島君のあのチャラチャラした雰囲気が苦手。

それにもう1つ苦手な理由がある。
それはまだ教えられないが。