星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

「ただいま。」

「おかえり。」

私が家に入るとやはり碧兄が一番に出てきた。

私はいつも通り、着替えて手を洗い、リビングに向かう。

リビングのソファで櫻さんが紅茶を、紅蘭と星蘭はオレンジジュースを飲んでいた。

「おかえり、心春ちゃん。」

「ただいま。」

そう言って空けてくれた櫻さんの隣に腰かける。

「どうだったの?選抜。」

「受かってたよ。」

櫻さんはよかったね、と笑ってくれた。

「そういえば今日、ソロ曲の発表でしょう?
誰だった?この前来た椿ちゃん?」

「ううん、私。」

私はちょっと俯いて言う。

「そう…って、え!?」

「私が踊るの。」

私は消え入るような声で呟く。

「そう、頑張ってね。」

「うん。」