――――士幌?! が立っていたから・・・ 「どうしたんです?みのりさん?」 古宇さんもそこに居る士幌に気がついた。 「い、いえ・・・。」 慌てて車を降りた。 目の前に士幌の姿―――― どうして? 数秒だと思う。 私と士幌は黙って見つめ合っていた。 言葉が出てこない。 「みのりさん?」 車を降りてきた古宇さんがそう言って、 私の肩に手を置いたのでハッと気がついた。 古宇さんの方を見上げ、また、士幌の方に視線を戻す。 思いもよらない再会――― どうして士幌がここに居いるの?