なんてことない月曜日。

残暑が厳しい夏の終わり。

焦がすような夏の視線は鳴りを潜めているのに、秋は近くない。

私はその日も、その次の日も変わらない日々が延々と続くと思っていた。

今はまだ遠い秋が私達を迎えに来て、冬の訪れを待つ。

移る景色を相変わらずだらだらと過ごすのだと。

去年と代わり映えしない内容の会話をして、時間だけを無駄にし、心地よく青春を謳歌するのだと。

隣には静がいるのだろうと信じて疑わなかった。