「……じゃあ、私たちの賭けは、1番最後かな?
理由はもう大方話しちゃったし、秋斗は今の私には必要ないからね。
……まさか、全世界とまで行くとは思わなかったなぁ……。」

自分勝手なことをした、なんて思ってはいる。
でも、このゲームの存在を知らしめなければ、今の世界は変わらない。

別に、今の社会を全否定するわけではない。
人によって、幸不幸がある、人間の偏った社会は、
明らかに狂っている。

それを疑似体験した、ということ。

この小さな一学年の小さな社会で、どれだけの人が苦しみ、どれだけの人が生を得るのか。
それが、結果。


今の現状。