好きって言えよ、バカ。




「んー、やっぱり雅さんの作るご飯は最高ですねっ」



あまりにも美味しすぎるから、欲張ってたくさん食べてしまう。



このあとケーキも食べるし、明日体重計に乗るのは少し怖いかも……



でも、誕生日だもん。



特別な日くらい大目に見てくれるよね?



ほっぺたが落ちてしまいそうな料理は、4人で全てペロリと完食してしまった。



「はー、おいしかったぁ」



「そんな美味しそうに食べてくれたら俺も作りがいがあるよ」



早く雅さんのお店ができないだろうか。



この味はきっとお客さんの胃袋を鷲掴みにすること間違いなし!



あぁ、その日が来るのが楽しみだ。



「僕お腹いっぱいすぎてケーキ入らないよ……」



「うん、私も……」



みんな満腹で、ケーキはまた後で食べることになった。