好きって言えよ、バカ。




「あのね、先生にそこの物品室の整理を頼まれちゃって……1人じゃ大変だからって誰かに手伝ってもらえって言われたんだけど」



そう言って、困った表情を浮かべる。



「友達も忙しくて手伝えないみたいで……だから、絃ちゃん、手伝ってくれないかな?」



元々、人からのお願いにはなかなか断れない性格の私。



それに相手が困っているのだとわかると、尚更だ。



「うん、いいよ。そこの物品室だよね?」



「そう、ありがとう絃ちゃん!その……この前はひどい事言ってごめんね?」



確か、先輩に言われてって言っていたはず。
もしかしたらやらされていただけで、この子の本心じゃなかったのかもしれない。



「全然大丈夫だよ、気にしないで?」



仲直りのようなものをしたあとで、遅くならないうちにと物品室の整理を早速始めることにした。