「ん?絃、どうかした?」
「ううん、何でもないよ!」
そうしているうちに、本当に気のせいだったのかと思うくらいいつも通りに戻っていた。
「昨日の絃ちゃん、可愛かったなぁ。ほら見て瞳ちゃん!この絃ちゃんすごく可愛いと思わない?」
そう言って遼くんが瞳に見せていたのは、例の盗撮写真。
「本当だ!遼くん、ベストショット!」
瞳が褒めると、そうでしょ?と遼くんは自慢げに話し始める。
遼くんはこんな私のことをべた褒めしてくるから、話を聞いていてとても恥ずかしい。
「おい、遼。それ消せって言ったよな?」
「あー、蓮じゃん。蓮にも送っておいたんだけど見てくれた?」
今日もまた、相変わらず仲が悪い。
バチバチと火花が飛んでいる。



