好きって言えよ、バカ。




なんでこうなってしまったんだろう。



確かに春は、頑張っていたかもしれないよ?



それはどうにかして住まわせてもらえるように。



……でも、みんなを。



雅さんや蓮くん、葵くん、遼くんだって4人に近づいて弄ぼうなんて、そんなこと思ったこと、一度もない。



「忠告よ。佐伯家のみんなに今後一切関わらないで。破った時には……覚悟しておいた方がいいんじゃない?」



それだけ言って、私には有無も言わさず去っていった。



しばらく私はそこから動けなくて……



教室へと向かったのは、遅刻ギリギリのチャイムが鳴る直前だった。