好きって言えよ、バカ。




「でも、たまにはいいでしょ、こんな自然の中でまったりするのもさ!」



ニコッと笑う遼くんは、なんだかバックに広がる青々と茂る木々にぴったりで、ドキドキする。



「それに、なんだか絃ちゃん疲れてるみたいだったし」



優しい声でそう呟く遼くん。



私、そんなに疲れてるような顔してたかな?



最近の出来事を思い出して、確かに気疲れしていたかもしれないと思う。



そんなところまで気づいていたなんて。



「だから、今日は自然に癒されようよ。ほら、行こっ」



もう少し寒くなったら葉っぱも紅葉して綺麗かもなんて思いながら、木々に囲まれた道を並んで歩く。



たっぷりとマイナスイオンを浴びて、なんだか気持ちも軽くなった。