好きって言えよ、バカ。




「手を繋ぐだけで、真っ赤になっちゃうなんて、可愛いね」



「っ」



隣を歩いているだけでドキドキする。



女の子と関わりが多いだけあって、女心がわかるのかリードしてくれている遼くん。



リードしつつも、歩幅を気にして合わせてくれる。



いつもチャラくて、苦手だけど……



きっと遼くんも、根はいい人なんだろうな。



そう思いつつ隣の遼くんを見上げる。



「なぁに?」



「えっ、な、何でもないっ……」



そんなに長い間見つめてしまっていたんだろうか。



パチッと目が合ってしまって、恥ずかしくてすぐにそらす。



「俺に惚れちゃった?」



「バカっ、違うもん」



「かーわいっ」



……やっぱりチャラい。