それから特に大した授業はなくほとんど修学旅行の事だった。




「あー!無理!」


倉庫に帰ると、唯人が叫んだ。



「わかる。俺も無理」


サクも。




「どうしたの?」



「蒼空ちゃん!聞いて!せっかくの修学旅行があの班のせいで台無しになりそうなんだよ〜」


あのケバってるグループのことか…



「てか、蒼空のとこに昨日いたやつがいたけど…大丈夫?」


冬真が言う。

よく見てたなぁ…。



「うん。他の人もいるし…」