『疲れた‥‥』


「ハード過ぎんだろ‥‥っ。」


「っていうか、殺す気なの‥‥?」


「情けねぇな、これくらいで。」



リファイア大会最終日も無事終わり、明日から休みだ!と騒ぐ生徒を横目に先生方に捕まった俺たち。

疲れきった俺たちと、余裕そうな雪乃先輩。
ケラケラと笑ってる3人の先生方がいる、嵐燕の訓練室。

ちなみに、リファイア大会のペア戦の優勝は2年A組の子たち。

眞佳は飛び跳ねて自分の事のように喜んでた。

リファイア大会では何も起こらず、警備も眞佳が減らしていたくらいだから、観戦できた。

見所は先生VS眞雪先輩の戦いだろうか?

本来は眞佳がやる予定だったらしいけど、あの怪我で眞雪先輩が代理で出ていた。

いつまでも勝負がつかず、引き分けだったけどね。



『こんなハードなものなんですか?』



乱れた息が少し落ち着いた頃合いで問いかける。



「訓練のことですか?」



キョトンとした顔の八城先生。
俺と隼人を相手にしてたはずなのに、息ひとつ乱さず優雅に座っている。