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"それでいいの?"





目を開けると、
暗闇に、ポツンと浮かぶ、もう1人の私がいた。



『……それでいい?』

"ここにいて、いいの?"


……何を、。

"光に出たくないの?"



……あぁ、これは、私の夢だ。

なんだ、夢か。


『どうして?』

"闇の人間は、光でも生きられる。"


『私は違う。』

"違わない。

ここにいたら、貴方はいずれ人形になる。それでいいの?"


……口からでまかせを。
人形?なるわけない。

『何を言っているの。
満月の存在が私にとって敵だというの?』

"闇の人間は、信じちゃいけない。
君だって知ってるでしょ。

影で小さく泣き喚いていた仲間を。"




ドクンッ


手が、震えた。