この声は 素早く振り返ると やっぱりそこには 「潤先輩っ。」 「朝に会うなんて珍しいな。」 眠そうにしながら 葵の隣に来る潤先輩。 「葵、今日寝坊したんですよー。」 「ああだから遅いのか。」 ハハと笑う潤先輩。 潤先輩は朝が苦手だ。 だからいつもギリギリに来る。 でも葵は早く学校に行きたいから 頑張って起きて 早めに家を出る。