「あのさ、イチャイチャしないで。
はあ、俺絶対諦めないから」 

そう言い席に着く杉森。


「やっぱり波乱の予感だ」


誰かが呟いた。


このどよんだ空気。


なんだか、昔の俺らみたいだ。


白雪と海が付き合ってた時代、俺は、白雪が好きだった。 


まるで、あの時を見てる感覚。