もうすぐ始まるであろう披露宴に、胸が高まる。


始まってからも、少し……お腹に変化を感じた。


だけど、後少し後少しーーーー 


今は、邪魔してはいけない。


だけど、次第に強まる腰の痛み。


顔が歪む。



颯は、気づいていない。
 

暗い室内をカツン、カツンと歩く純白のドレスを着た姫が、いた。