「下ろして海くん」


お姫様抱っこされてる姫は、下りてまっすぐ歩いてくる。


「姫…………俺は君が好きだった。


けど海なら、姫を大切にしてくれる。



幸せになれよ」



これが、俺の願いだ。



君が好きだった。



君が幸せになれるなら、身を引く覚悟は出来た。