姫が私服に着替えた後、会計をして店を出る。


手を繋いで歩いて居ても、姫は必ず注目される。


チラチラ見やる視線にきっと、姫は気づいていない。


俺は、人通りの少ない非常階段付近に姫を連れていく。


「海くん? どうしたの?」


ーーーーーーーードンッ



俺は、我慢できずに君に口づける。


壁を叩くように、君を挟みこんで。