「離せよ」

だけどあいつらは俺らの女だと分かっても、離すことはない。


「颯龍って知ってる?」


知らないわけない。


「颯龍!?まさか」


「そう、颯龍の女だよ」


ニヤリと笑う。

「お前らは颯龍の女に、手を出した。今すぐ離さなきゃどうなるか分かるよな?」 


「やべー、行こうぜ」 

「待てよ、一発やらせろ」


離すと一目散に逃げ出そうとする男の顔面にパンチを繰り出す。


計2発のパンチを受けぶっ飛ぶ。


それが合図かの様に、逃げてく二人組。


怯える白雪と姫が見てる。