銃弾を銃弾で…って。
もはや、人間業じゃないんじゃ……





「白羽。」


「ん?」


「後ろの護衛等は俺と黒影に任せて、邪竜をよろしく。」


「りょーかい。」




チラッと目配せをしてその場から離れる翼。
澪は銃を構えたまま笑みを崩すことな相手を見据えている。





「黒羽ともあろう人がたかが族を庇うとは。
それに、まさか天下の殺し屋が高校生とはね。

黒羽が有名になったのは無所属時代も含めると11年ほどまえ。

一体いつから殺していたのですか?」






楽しそうに聞く相手。
それに動じる事もなく笑みを浮かべたまま口を開く澪。