全員が恐怖したとき、のんびりとした声が聞こえた。

その中の誰よりものんびりしているのにも関わらず、誰よりも威圧感がある声。

ふと2階を見上げると楽しそうに笑ってる兄貴と翼さん。

しかも、手すりに乗っている。





「これは…その空気、舞蝶ですか。」





舞蝶?六花?
なんのことだ?





「俺ら、有名人やなぁー」


「当たり前だろ。
それで食ってんだからさー」





そのまま手すりを越える2人。





「危ないっ!!!!」


「大丈夫。お二人はトップクラスですから。」






飛び出そうとした姫を制するのは……