「千里おそーい」




幹部室に入ると開口一番に梓に言われた言葉。

梓は頬をふくらませていて、汐と彩沙はクスクスと笑ってて、姫はいつものふわふわした感じじゃなくて、微笑ましげにそれらを眺めてる。

まあ、姫はいつものがキャラ作りなんだけどな。





『わるい。澪と翼と話しててさ。』


「千里って、澪と翼と仲いいよね。」





どこか試すように俺を見てくる姫。
梓は何がなんだか分かってないみたいだけど、彩沙と汐は複雑そうな表情をしている。






『何が言いたいんだ?』


「姫だけじゃない。
俺らも疑問なんだ。」


『何がだよ。』