「みぃー!おはよっ!」 『姫さん、おはようございます。』 教室に入るなり飛びついてくる姫さん。 いつものことなので慣れっこですが… 初めは思わず殴りかけましたね。 仕方ないです。 いくら使い分けてるといえども、裏の人間なものですから。 不意打ちには敏感なのです。 「翼もおはよー! 二人がギリギリ遅刻なんて珍しいねぇ?」 そう。 私たちは遅刻なのです。 先生に怒られた…と言うのは嘘で。 ものすごく心配されました。