大馬鹿者だ。 好き好んで堕ちようとしてる俺も、堕ちた所で1人、誰かが来ることを待ってる澪も。 けどさ。 『そんな俺らだから、親友なんだろ?』 人を信じることが怖いとか、信じたくないとか。 関係ない。 俺らは俺らの生き方を選べばいい。 「親友?共犯者の間違いでは? …さて、いきますよ。 本当に遅刻してしまいます。」 ふっと笑ってエレベーターに乗り込む澪。 共犯者と言う名の親友か、親友と言う名の共犯者か。 皆無。 考える必要なんてない。 だって、それが俺らだから。