初めて裏の仕事を見たのは凜音さんと要さんのものだった。

舞蝶を有名にしたのは紛れもなくあの三人だ。
俺は要さんから、翼は凜音さんから。

千里の黒影と言う名は漢字は違えど元は秋雨さんの通り名だ。

あの人たちは俺らを引き入れたと思ってるみたいだねぇ。




『馬鹿だよ。
僕たちは引き込まれたんじゃない。』


「引き込んでもらったんだよなぁ。」





弾数はもうほとんどない。
予備もなくなった。

弾は今入ってる8発のみ。

汐が閉じ込められてあるだろう部屋の前まで来たのはいいけど‥‥。





「どうするよ。
囲まれてんぞー」


『どうしようかねぇ。
これはヤバイかもー?』


「気楽だな‥っ!!!」




翼の体力はもう限界。
僕は体力は大丈夫だけど、弾切れ。