『さて。
では始めましょうか。』





秋雨さんが座ったのを確認して話し始める。





「さて。
汐のことどうするの?」


『何も考えてませんよ。』


「「「はぁ!!!???」」」




考えてるわけ無いじゃん。
表立って守る方法なんて生まれて此の方考えたことないし。




『何でもかんでも私に案を求めないでください。

ただ言えるのは‥‥‥‥』




机の上に足を乗っける。
秋雨さんが文句を言ってくるけど無視する。

目を閉じて、すぐに開け言い放つ。




『何がなんでも守るってことくらいですかねぇ?』




そう言って笑うと空気が凍りついた気がした。