「“考え事しながらとか…怪我しても知らんで”」


『そんな弱くねぇ。』




確実に仕留めながら奥へと進む。
進めば進むほど強さを増す相手。

弾がもう無いんだけどなぁ。

銃弾はそんなたくさん持っていない。
だって重いし。

拳銃は足首に一つ、胸元に一つ、手に一つ。
腰につけたホルダーに短剣2本が俺のスタイル。

カチッ…と弾がなくなった音がする。





『白羽』


「“加勢すんで”」





インカムから聞こえてくる声が、すぐ後ろで相手の呻き声とともに聞こえる。

ほんと、できた相棒だこと。





『一気に押し通すっ!』


「了解や。」