……ドキン。 イジワルな言葉とは裏腹な先輩の優しさに、鼓動が速くなる。 「……ありがとう、ございます」 「別にいーよ」 前を歩く背中にドキドキしながらお礼を言うと、少しぶっきらぼうな返事が返ってきた。 だけど選手や観客でぎゅうぎゅうの中を通るときも、先輩は「大丈夫か?」って何度も声をかけてくれて。 センパイ……やっぱり優しいな……。 どうして先輩は私の喜ぶことを知ってるんだろう? こんな風に優しくされたら、もっと好きになっちゃうよ……//