コンテスト開催期間中に再生数が一番多かった動画に賞金50万円がでると言うものだった。


再生数が多いだけで配信者には金銭が発生する。


それに50万円が上乗せされれば、結構な金額になることだろう。


動画配信をすればプレミアム会員になって月額数万円を支払う事も苦ではないのではないか。


そんな考えが頭をもたげて来た。


自分の好きな動画を見るだけじゃなく、撮影する側へまわるのだ。


そう考えると背筋がゾクゾクした。


やってみたいという気持ちが湧いてくる。


《マッドマン・ムービー》には何千というグロ動画が公開されている。


それなら自分がやったって別に誰も驚かないんじゃないか?


そんな気持ちになった。


今までだって、何かを解剖してみたいとか、傷つけてみたいという欲求を持っていた。


それは異様な事だからと自分で押し込めてきたけれど、本当は違うんじゃないか?