保護された、訳じゃなさそうなんだけど。
というか、護衛官って?
護るって事だよね?
私何もできないけど?
あれ、私守られる側ではなく、護る側?
さっきの公園の時だって普通に殺されかけてたし…。
ってそういえば、
あの時…あの杖はなんで氷ったのかな。
忘れてたけど、すごく大切な事だよね。
この状況が現実離れしてるから、
もう驚かなくなってきたけど…あれって…
…魔法、みたいなものかな?
この世界にはそんなものが存在するの?
でも…仮に存在したとしても
私が使えるなんて訳ないよね。
方法とか種類…とか?まったく知らないし…。
じゃあ、あれか!
あの杖が特殊だったんだ!
そうだ!そうとしか考えられない!
そっか、そう。
お爺さんありがとう!
木製なんて使えな!なんて思ってごめんね。
おかげで命拾いしたよ。

