「美羽。


逃げよう」


またなの?



想くんが戦ってる間、私はまた逃げるの?


「私は、逃げない。逃げられない」


「美羽。お前が捕まったら、悲しむのは想だよ。


俺も。「ちょっとお話し中失礼」


突然、割り込む知らない声に振り向くとプリン頭の男に、体を、抱き寄せられていた。


「きゃっ!!いやぁ」

「ーーーッ、美羽」


やべー、油断した。


美羽が囚われた。