朝、春の日差しは暖かい。


カーテンの隙間から覗く光に目が覚めた。


横にいるはずの美羽がいない。

ハッとして、飛び起き、総長室を飛び出ると、キッチンで料理を作る美羽がいた。

「あっ、おはよ。想くん」


俺の目の前に小さな君は、笑ってる。