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どれぐらい走ったか立ち止まる。


「ここまで、来れば大丈夫。ちょっと電話するから」


明人くんが背を向け誰かと話してる。


少しだけ離れても大丈夫ーー



私は、そう思ってた。


「みーつけた。お姫様」


ニヤリ、と笑う男が、目の前に来ていて不気味に笑う。


「いやぁ!!」


その人に腕を引かれてまた来た道を戻らされそうになった。



瞬間ーーー


ーーーードカッ。



男の手は離れていて地面に寝転がってる。


見たことのないみどり色の髪をした男が、いた。


思わず、身を引く。


「大丈夫?そばにいろよ。



俺から離れるなよ。」



この人誰?