想くんは私を大事に思ってくれる。


見た目は変わっても、やっぱり想くんは想くんで、変わってない。


私は、そんな想くんが好き。



「でもね、私はね私といるときは私にしか見せない顔がみたいな。

だけど、普段あの格好いや。


だって、ね。かっこよくて、誰にも見せたくないから」



私だけの想くん!!、と付け足して。


なんつー、可愛いの。


こいつ。


「美羽!!お前ーー可愛すぎ」 


俺は、あの姿で初めて君に向き合えて良かった。


もう何も恐れることはない。



美羽さえ居ればそれでいい。


「美羽、明日も学校おいで。紅龍の幹部紹介するよ。みんな派手だけど、いい奴ばかりだから。


けどーー好きにはなんなよ」


これが、一番心配。