「何がスッキリしたって??」



低い唸るような声がして、見るとブラック想降臨!!!



「まあ、座れよ」


「いや、なんつーか。こいつが急に来て総長室入るから止めに入っただけで、覗こうなんて」


「美羽をデートに誘おうときたんだけど、"イイモノ"見れたしいっかぁ」


「イイモノ?」



想が、聞き逃すわけはなく、ニタリ、と返す笑顔の奥は真っ黒だ。

「そう、意外に大きかったし、スタイル良かったし、あー、俺も押し倒してーな」


ニヒヒ、と笑う剣士の背後に、黒いオーラを持つ想が立つ。


やべー、まじ想がこえー。


「なあ…………………いっぺん死ぬか?」


ヒィィ!!!!



そして、剣士の雄叫びが上がったのは言うまでもない。