「近づくな‼こいつがどうなってもいいのか」


男が私を引き寄せる。


「なあ、離せよ。


離せってんだろッ!!」


「す、すいませんでした!!」


余りの怖さに男は、私から手を離して逃げて行く。


解放された私の体が、暖かい何かに包まれた。



それは、私の知ってる暖かさ。