「ちょっと痛くて………」 香音が抑える方を見てみると 血が出ててあきらかに靴ズレだった 「…乗れ」 俺は無意識にそう言っていた 「…?!…………でも…」 「いいから。そんなんで歩けるわけねーだろ」 「ごめんね、ありがとう」