歪な光

私はジョージの腕に捕らえられ、身体が反転し、瞬と目があった。







瞬も焦った表情で私を見ているが、下手に動けないのが分かる。






「てめーら、なんでこんなとこに来たんだ?なんで、居場所がわかった?」






ジョージは上着のポケットを探り、注射器を取り出して私に向ける。それは、確かに透明な液体が中にはいっていた。






ラリってる奴だ、一歩間違えば本当に打たれてしまう。そんな恐怖で私は動けなくなった。






「やめろ!」






瞬が険しい顔で言うが、今度はジョージのほうが変な笑みを浮かべる。






「どうせ、マドカ、お前の仕業だろ?オシロと電話なんかして怪しいと思ったんだよ。残念だったな、お前のせいで、オシロまで俺たちの仲間入りだ」







ジョージは無理矢理マドカのほうを私にも向かせながらいった。





「オシロ…」






視界に入るマドカは、青アザや腫れぼったい顔で涙を流していた。






マドカ、あんなに傷つけられて、どれだけ不安で怖かったか、そう思うと、ジョージが憎くて仕方がない。