歪な光

そして、扉の鍵が開く音がした。
ゆっくりと開かれていく扉の開けた主は、






「オシロか」





嫌な笑みを浮かべたジョージだった。






少し前に会った時とはまるで別人だ。
目線が定まらず、どこかろれつも回っていない気がする。








危険な状態。





常人ではもうないんだ。これが、ドラッグの怖さなのだろう。






でも、怖がっていられない。
助けに来たんだから。






「マドカはどこ?」






私は怯まず、ジョージを睨みつけた。






「そんな怖い顔すんなよ。おい、マドカ」






ドアを広く開けると、奥から傷だらけのマドカの顔が少しだけ見えた。






「マドカ!」





しかし、ドアを広く開けたせいで、私の周りに警察がいるのをジョージに見られてしまった。







すると、さっきの陽気さはすぅっと消えていき、今度はドスのきいた声で私に話しかける。






「おい、お前何連れてきてんだ」





低く凍りつくほど殺気を感じる声に、私は身の危険を感じ、ジョージから離れようとしたが遅かった。