歪な光

私は感情が抑えられなくなり、マドカに呼びかけた。






「マドカ!ここにいるの?お願いでてきて」






「おい、こら」






鋭い視線で私をみる警察官の前に、瞬が庇うように私の前にでてくれた。






「着信音が聞こえます。真白に彼女を呼んでもらったほうがいいと思います。犯人に拘束されている被害者を助け出すためにも」







瞬の必死の抵抗に、今度は宮城も同意する。







「確かにな、この音を頼りにどの扉の奥にいるか探せる」






理由が分かると、他の人は声を潜め、私だけマドカに語りかける。





電話は鳴りっぱなしのまま、でてくれない。






「マドカ?ジョージ、ここにいるんでしょ?」






着信音が近く聞こえる、扉の前に立ち塞がった。







ここに、絶対マドカがいる。






私は直接ドア越しに話しかけた。






「マドカ、ここにいるだよね?助けにきたよ」





すると、中から物音が聞こえた。