歪な光

クラブに着くと、私は後ろに下がり、怖い顔の警察官の人たちが入り口を警戒しながら囲む。





ドアノブを回すと、施錠はされていないらしく、すぐに扉は開かれた。






ドアが開き、私にも緊張が走る。






「大丈夫、行こう」





瞬は私の前を歩き、私も瞬にくっつきながら中へ入って行った。






静寂が気味が悪く感じる。






いつもはカウンターで全て終わらせるため、こんなに中まで入ったことがなかった。






中央にはビリヤード台やステージがあり、その奥にまだ扉があるのがわかる。





もしかしなら、そこに居るかもしれない。






私はいてもたってもいられず、マドカに電話をかけた。







「真白」






瞬は止めようとしたが、私のケータイの繋がりが早く、かすかにこの会場内に着信音が鳴っていた。





間違いない。マドカはここで監禁されている。





もしかしたら、私が今していることは、とても危険なことかもしれない。





でも、確かめずにはいられない。