歪な光

「真白ちゃんよね?私のことわすれちゃったかしら?昔会った石川です」





母親くらいの年齢で、話しやすくて、あの時は少しだけ心が癒された。






「覚えていますよ。あの時はお世話になりました」





私も立ち上がり、お辞儀をした。





「良かった、覚えててくれて」






「居場所、特定できました!」






石川と話していると、威勢良くそんな言葉が飛んできた。






その声に皆、パソコンの画面に食い入る。





「そんなに、遠くなさそうだ。麻薬処理班とすぐに向かうぞ」






「はい」






瞬はいつも家で見る、ほんわかした雰囲気とは全く違った。真剣でハキハキしていて、頼もしい。






「私も、私も行きたいです!」






ここまできたら、私だってマドカの顔を見ないと、安心できない。





それに、心細い思いをしているマドカのそばに、今すぐにでも寄り添ってあげたい。