歪な光

真白へ



今お母さんは、留置所で手紙を書いています。


あなたと会えなくなり、あなたが家出をしていたときと違い、自分の不甲斐なさや、過ちと向き合う日々の中で、本当に申し訳なさを痛感しています。



真白の心の傷、体の傷はきっと痕が残ってしまうでしょう。



忘れたくても忘れられない傷をつけてしまって、本当にごめんなさい。



弱い私を許してほしいと、言ったところで、許してもらえないことは承知しています。





ただ、あなたに愛情が全くなかったわけじゃないの。



一人で生きていたら、きっと、私は生きることをやめていたかもしれない。



私の生きる意味はあなたの成長をみることだったのに、私はいつのまにか、惚れてしまった彼に心の全てを奪われて、変わってしまっていた。





こんな愚かな母親でごめんなさい。




ただ、真白の将来の話を出来ていなかったことを、今は心配しています。




真白は行きたい進路に行ってほしい。




お金の心配はいりません。



おばあちゃんの遺産や私がコツコツ貯めた貯金もあるから。



これからは、自由にあなたらしく生きて行ってください。




私が罪を償って出てきた時には、また成長した真白と会うことを夢見ていていいですか?



今すぐ答えは出せなくていい。



いつか、許してくれる時には私も母親としても、人としても成長するから。




それでは、身体に気をつけて、生活を送ってください。





お母さんより