歪な光

一ヶ月後。




私は体重も戻り、久しぶりに家に帰る。





一人で住むことになった。なんだかガランとして、こんなに殺風景な家だったっけ?





自分の家なのに、なんだか違う気がしてしまう。冬も本番になったからか、寒さがよりひとりぼっちを強く感じさせる。






あれから、瞬と連絡もとることを禁じられた。
私が高校を卒業するまでは、出会う前の関係に一旦戻らなければ行けない。







今はつらくて寂しいけれど、あと一年ちょっとだし、入院しながら自分の人生についても真剣に考えていた。





瞬に会うまでに、どうやって成長を見せようかずっと考えていたら、自然と学びたいことが思い浮かんだのだ。







「換気でもしますか」





私は独り言をつぶやき、窓を開けて換気をする。






そして、無音が嫌でみていないけどテレビをつけてみる。





カバンの中を整理していると、石川からもらった母が私に書いた手紙を見つけた。





そういえば、まだ一回も読んでいなかったな。






私は改めて母の手紙の封を切る。




初めてみる母の字はなんだか、弱々しくて、震えていたかのような文字が並んでいた。