歪な光

私は縋るような目で瞬をみた。
私の目に映る瞬は、優しい微笑みで、全てを受け入れた目をしていた。






「僕は、変わらないよ。真白が高校を卒業する時に迎えにいく。あと一年ちょっとじゃないか、その間に、君は自分の生きる道をしっかり見つけるんだ」






私の生きる道。






いつまでも、誰かの救いを待っているだけじゃダメだってことだよね。






高校二年の秋。





あと一年半も瞬と会えない。その間に、私も彼に似合う大人にならなきゃいけないんだよね。







「レインは?」






「レインは、僕がちゃんと変わらず世話するから、また会えた時もっと大きくなってるかもしれないね」





「そんなに太らせたらダメだよ?」





そう言って私たちは笑い合う。
普段していたように、他愛のない会話も、これで一旦終わってしまうんだよね。