2日後、私は学校を休み瞬と久しぶりの家へ行くことにした。





瞬は学校後にと言ったけど、夕方はあいつがいる確率が高いと言うと、瞬も納得してくれた。






瞬の車で近くまで行くと、私の家の近くで車を路上駐車した。






少し家から離れている方が、瞬も危なくないと思って、家から死角になるところで止めてもらった。






「本当にここでいいの?」






「大丈夫、すぐバッグに冬服詰めるだけだし、この辺りは瞬ちゃんの仕事の範囲だから危険でしょ?」






こんな時に、宮城に出くわしたら大変だ。
プライベートで、補導の常連であり非行少女の私と一緒にいることがバレてしまったら、さすがに、許されない。






本当は不安で仕方ないが、笑顔を瞬にむけた。





大丈夫、今は誰もいないはずの家。






本当ならば、私が住んでいるはずの家なのに、今では入ることすら躊躇いがある。何故こんなに怖いのだろう。