歪な光

「私の帰る場所はここしかないよ」






この腕の中が心地いいけど、私は抱きしめ直して瞬を包む形になった。そして、頭を優しく撫でた。






「ずっと、仕事中心配だったんだ。もしかしたら、帰ったら真白がいなくなっているかもって…」






瞬ちゃんは、ズルイよ。
思わせぶりすぎる。その言葉を聞いたら、私を少しでも恋愛として見てくれているのかなって、思ってしまう。






「瞬ちゃん、ありがとう」







気づいたら、お昼過ぎで、私は学校をサボってしまったようだ。






瞬は気持ちが落ち着いたのか、身体を離した。
ようやく、優しい瞬の顔が見える。






「ねえ、学校サボっちゃったし、何処か連れてってよ」






仕事おわったばかりの瞬だけど、笑顔で
「いいよ」と、応えてくれた。




いつもの、大人な瞬と子供な私に戻る。