「あれ、兄貴なんだ」
「え……?お兄さん?」
そういえば〝誠也〟と東野さんから呼ばれていた。
「あいつら同い年でさ、俺が紫といるよりも長く一緒にいんの」
「……うん」
「俺なんか適わないくらいずっと思いあっててさ……入り込むすきなんてねぇんだよ」
前髪をぐしゃりとかきあげる。
「もったいないね……絶対お兄さんよりカッコイイのに」
「ははっ、なんだそれ。慰めてんのか」
「本心だよ。お兄さんより更科くんの方がカッコイイもん」
たしかに、更科くんのお兄さんなだけあって整った顔をしていた。
でも、更科くんのほうがかっこよく見えたのはあたしが更科くんのことを好きだから……だろうか。
「なぁ、俺のこと慰めて?」
あたしが座っているところまで歩み寄ってきて、ぐいっと顔を近づける。
「ちょ、近い」
ふいっと顔を背けようとしても、顎に手を置かれて戻される。
「え……?お兄さん?」
そういえば〝誠也〟と東野さんから呼ばれていた。
「あいつら同い年でさ、俺が紫といるよりも長く一緒にいんの」
「……うん」
「俺なんか適わないくらいずっと思いあっててさ……入り込むすきなんてねぇんだよ」
前髪をぐしゃりとかきあげる。
「もったいないね……絶対お兄さんよりカッコイイのに」
「ははっ、なんだそれ。慰めてんのか」
「本心だよ。お兄さんより更科くんの方がカッコイイもん」
たしかに、更科くんのお兄さんなだけあって整った顔をしていた。
でも、更科くんのほうがかっこよく見えたのはあたしが更科くんのことを好きだから……だろうか。
「なぁ、俺のこと慰めて?」
あたしが座っているところまで歩み寄ってきて、ぐいっと顔を近づける。
「ちょ、近い」
ふいっと顔を背けようとしても、顎に手を置かれて戻される。



