む、無言?




優真「良かった」




「へ?」




優真「同じ気持ちで」




と、微笑む優真に、




ドキッとした。




優真「あの日、最後に泣きながらも、笑顔で別れを告げる琴に、何度手を伸ばして、




抱き締めたかったことか」




「へ?ゆ、優真?」




優真「僕は、あの時後悔していた。自分から下っ端に、私は裏切り者らしいと、琴が言った時から。




僕も本当は、亜夢を信じていたのでは無く、琴を信じていた」




「え、でも」




あの時、優真の視線は、




私でも怖いと思った。